9/23 CMWC yokohama crit

 

こんにちは。TBです。

 

今回は、9/23に行われたCMWC2023内のyokohama critについてのブログです。
世界大会の一部で行われるにふさわしい盛り上がりで、個人的にもとんでもない大会になってしまったレースレポートを書いていきたいと思います。

 

・yokohama critについて
まず今回のyokohama critに関して改めて説明いたします。今回のレースは、外国人選手が参加するという点で通常とは異なりました。

私が参加したopenクラスでは、日本人選手はkyotonight critの上位21人が参加し、
それに加えて外国人選手が40人程、そしてかの有名なteam look critから3人参加し、60人程でレースが行われました。
レース形式は京都と一緒で、20人程度のグループが3グループあり、各予選の上位6名が決勝へ行くという形式です。
またCMWCの中で行われるという事もあり、参加選手だけでなく観客も多国籍で、自転車イベントとは思えないくらい観客がおり、そういった意味でも通常とは異なるレースでした。

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人めっちゃいました。


コースに関しては、アベレージスピードが速くなりそうなレイアウトで、ヘアピン以外はブレーキをするところが基本的にはありません。コース幅も広いため、脚の差が出やすいコースという印象でした。
コースの暗さやバンプなど注意する点はいくつかありましたが、そこは後ほど。


ここからいつものレースレポートです。

 

 

・機材

今回使用した機材はこちら。

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intro7tech fs-01

空気圧F4.8bar R5.1bar

ギアは50-17

CMWCでも同じメーカーの自転車すら見つけられなかった。

人気ないのかな…


前回の京都からの変更点としては、
・前後ホイールの変更
・28cタイヤ化
・ペダルの変更
がメインになる。

前回と比較すると一見ダウングレードした様に思えるが、これは明確な理由があって変更した。

その理由は、手持ちのカーボンホイールよりアルミホイールの方がコーナーが安定するためだ。

 

話は変わるが、今回のレースの為にFS-01をもう一台買った。

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被らないなら自分で被せるスタイル


理由としては、
・いちいちブレーキを付け外しをするのがめんどくさいから。
・機材による差をわかりやすくするため。
・2台あったらカッコいいから。
・普段乗りつぶしている自転車の決戦仕様があったらなんかいいから。

 

こういった理由から購入した訳だが、まさしく2番目の理由で今回の発見をした。

練習introを購入して初めていつもの練習コースに行った際に、余りものパーツをつけているのにも関わらず練習introの方がコーナーが安定したのだ。

原因を探ってみると、いつも使っていた古のレイノルズのホイールが原因っぽかった。

コーナー時にホイールがたわんでコーナーが安定せず、突っ込みのスピードを落とさないと怖くて曲がれなかったのだ。自分のスキルではこのカーボンホイールは乗りこなせないと判断し、今回はアルミホイールで参加した。

京都での課題が思わぬ方向で解決に至る。

 

 

・当日まで

コーナー問題は機材である程度解決したので、後は乗り手のトレーニング。クリテで必要そうな心拍系のトレーニングと、コーナー処理を上手く行うために体幹と腕の筋肉の粘りみたいなところを意識してトレーニングした。ただ、京都の時ほどの爆発的なモチベーションをもっていたかといわれると微妙。全体的にチャリBADに入りながら、メニューだけこなした感は否めなかった。

そんなこんなで大会1週間前。
このタイミングで、大会当日も予選があることを知る。私は京都で代表になれれば自ずと決勝まで行けるもんだと勘違いしていたため、そこからありえないくらい緊張し始めた。その情報を見ていた電車の中で冷や汗をかくレベルで緊張した。
全く知らない外国人に勝手にビビり散らかし、
ビビりすぎてレース前日くらいに逆に悟って落ち着いた。
そんな心境のままレース当日へ。

 

 

・レース当日、試走

睡眠もしっかりとれ、メンタルも逆に落ち着いた状態で14時くらいにレース会場へ。
日産スタジアムと言えば小学校のころから外周ランニングしに行くくらい地元。いわばホームスタジアムだったので緊張みたいなものはなかった。
適当に準備して試走にでると、思ったよりもバンプがでかかった。超えるとチャリがはじかれるくらいデカく、気を抜いたら落車しそうな勢い。バンプにビビりつつ、いつもとは異なる会場の雰囲気に飲まれながら試走を続け、徐々に緊張モードへ。

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一つ助かったのが、ギア比が重めな外国人が多かった事。外国人選手は皆、立ち上がりで踏まれたらひとたまりもない加速を見せそうな肉体だったが、ギア比を聞いてみたら3.4くらいの人がちらほらいて、立ち上がりはそこそこだったので助かった。

 

 


・OPEN Quality 2 6位
予選は前回同様実績順だった。
幸運な事に、2組目はDNSの選手が多く、私のスタートグリッドは14番目にもかかわらず、2列目スタートだったので余裕で勝負できる位置。実際、クリートキャッチに失敗しても先頭から4番手に位置取りできた。

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photo by ちくりん

 

1周目最初のヘアピンで自分の後輪に軽く突っ込んできた選手がおり、それが原因で先頭四人と集団に軽く分断された。このまま4人旅でイージーな展開になったら更にラッキーだなあなんて思っていたら、後ろの集団からlook critの選手とドスノヴェンタの選手がブリッジ。そこからはペースが鬼の様に上がって早々に2つの3人集団に分かれてしまった。自分がいた後ろの集団では意思疎通がうまくできず、いい感じに利用されてそのままゴールまで。
無事決勝には上がれたが、あまりにもキツいレースだったことと、これ以上の強度のレースがもう一戦控えている現実を受け止めきれず、喜びが全くなかった。
3レース目や女子のレースも観客として楽しもうと思っていたがそんな余裕が全くなく、キツさに嘆きながらローラーでダウンをした。

 

 

・OPEN決勝 13位(落車DNF)

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覇気のない背中

photo by y.katoさん

 

迎えてしまった決勝。
完走できるかも正直微妙な状態だったので、置きに行った走りでいった。
頑張らないけど置いていかれない走りを目指したが、中々集団が割れず中盤までそこそこのペースで引きずり回される。集団が割れてからは近くにいた人達と走ったが、それでもいつ千切れてもおかしくないくらい脚がなかった。人間不思議なもので、脚が無くなってくるとさぼるのに必死になり、一番足を使わないコーナーラインを発見できるようになってくる。おかげでだいぶ足に余裕ができ、これくらいなら踏んでもギリギリ持つかなと集団から飛び出した残り3周。単独大落車を起こしてしまった。

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photo by y.katoさん

 

決勝の時間帯にもなってくるとかなりコースが暗くなり、特に3、4コーナー付近とスタートゴール前付近のエリアはほかのエリアに比べても特別暗かった。そのエリアがちょうどバンプと重なるので、レース前半にバンプでコケている選手も居たし、私もそのエリア付近で他の選手と接触してコかしてしまった。
私も限界が近かった事、後ろを気にしていた事、そして暗かった事が重なり、ゴール前のバンプに気が付くのが遅れて落車してしまった。すぐに立ち上がることができないレベルの衝撃だったためそのままDNF。私のyokohama critは幕を閉じた。

 

 

・レース後
勢いのある落車でヘルメットを打っていたので、念のため救急車で運ばれることに。
人生で初めてくらいの衝撃で頭を打ったので、こけた瞬間はマジで今後の生活が不安になった。
しかし、検査の結果では頭に異常はなく、恥骨に軽くヒビが入っているという診断結果。まさしく恥。逆にそれ以外目立ったケガはなく、擦過傷もほとんどないので、このブログを書いている今もほぼいつも通りの生活をしている。診て頂いたお医者様からも痛くなければ自転車乗ってもいいと診断されたので、軽く自転車に乗ってみたが軽く回す分には問題なさそう。ただ、スキッドとスタンはまだ痛い。
落車の瞬間を動画に残していた方がいたので、その動画を拝見させて頂いたが、地面と吹っ飛んだ自転車の摩擦で火花が出るくらいの勢いだったにも関わらず、受け身が五点着地(バキがガイアと戦いに行くときにやってたやつ)みたいな感じになっていたので軽傷に収まったと思う。本当に幸運だった。

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ありがとうekoiのヘルメット。

 

 

・総括
全体的に中途半端
レース前の準備からレース結果に至るまで中途半端に終わってしまったというのが感想です。
前回の京都や去年の横浜程の熱量を持てずレースに望んだ結果、イベント自体を楽しめず、挙句の果てには落車で人様に迷惑をかけてしまい、何もいい事がなく終わってしまいました。
また、競技自体をやめるにしても中途半端な結果ですし、心機一転また練習ともいかない体になってしまったため、どっちつかずの状況です。
とりあえずはしばらくお休みして、また11月12月の大会に出場できればいいなと思っております。

 

最後になってしまいましたが、決勝一緒に走っていた方々、接触してしまった落合君、大会関係者の方々、落車の際に手助け頂いた方々、大変申し訳ございませんでした。
以後こういった事が無いように安全にレースに参加できればと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 

おしまい。

 

 


余談 ペダルに感動した話
今回の機材変更で、ペダルを古の105からデュラエースに変えた。
このペダル、左右の外す動きは軽い力で行えるのに、スプリントやスキッドで足を引き付ける時等の縦の動きだと全く外れる素振りがない。
また、ハマったかハマっていないかがわかりやすく、ペダルキャッチの際に重宝する。
105だとたまにムニュとハマることがあり、入ってんのか外れてるのかわからなくなる時があって
結構ストレスだった。
また、今回落車した際も、横に外れやすい特性のおかげで足に負担をかけずに済んだ。(おかげで自転車はかなり遠くまで飛んで行ったが)
通常走行にも、万が一の時にも使えるので是非試してみてほしい。

 

ほんとのおしまい。

8/12 kyoto night crit

こんにちは。TBです。

今回は8/12に行われたsfiDARE crit vol.12 kyoto night critのブログになります。

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私の自転車競技人生2度目のピストクリテの参戦レポです。
今回も前回同様素晴らしい大会でした。詳しく書いていきたいと思います。

 

・今回のレースについて
まず今回の大会について軽く触れておきます。
レース自体は前回の横浜クリテの際に書いたピストクリテと同様の内容ですが、今回のレースでは、9月に行われるyonohama critの日本代表選考会も兼ねているという点が異なる点です。この日本代表選考会が今回のポイントとなっており、レース開始前に「皆さん少しピリついている様なので少し落ち着いて」とアナウンスが入るくらい、選手皆さんの熱がすごかったです。
今回のレースでは20人で行う予選が3組あり、各組上位6人が決勝へ、7位から13位までが順位決定戦Aへ、残りが順位決定戦Bへ進むことになります。そして、決勝メンバー全員と順位決定戦Aの上位3位のみが9月の横浜の出場権を得ることになります。

 

・使用機材
例に漏れず私も張り切ってレースに臨んでおりましたので、横浜クリテから機材を一新して挑みました。
以下に自転車のスペック記します。
ピストクリテ出場を検討されている方の参考になれば幸いです。

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ピスト好きが集まる会場でも全く被らない自転車。デザインがかなりお気に入りですが、engine11のvortexの方がよく進む印象です。

 

・フレーム:Intro7tech FS-01
・Fホイール:実家の庭に転がっていたreynoldsのカーボンホイール
・Fタイヤ:continental GP5000 25C 5.9 bar
・Rホイール:roval rapideのハブをmiche primato に組み替えたホイール
・Rタイヤ:continental gator skin 23c 5.9 bar
ギア比 49×17
ドライブトレインは全部薄歯で、チェーンオイルはviprosのmuonを使いました。
ナイトレース走れる様にライト類をくっつけて大体7.2kgくらいとなっております。


ここからいつものレースレポートです。

 

・予選まで
前述の通り横浜クリテに何が何でも出てやろうという気持ちだったので、レース準備ガチ・ガチ男になった。レース前日の夜は興奮して寝れなくなるだろうと予想し、前々日の睡眠時間を適度に削って、23時には爆睡状態になれる様なスケジューリングで行動。その結果、朝の段階でのGarminのボディーバッテリーはしっかり100に。予備のホイール類や、シューズまで準備してレース会場には13時過ぎくらいに到着。日が当たらないいい感じの場所にピットを確保して、しっかり試走して、ペダルキャッチの練習をして、レース前の準備でやり残したことはないくらいの状態で予選に挑んだ。

 

・上級クラス予選 ヒート1 8位

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バカイキって後ろの方で余裕な感じを出していたのに…


そんな完璧準備も全く意味をなさずあっけなく終わった。
今回のレースは、実績順でスターティンググリッドが決まる形式だった。私は今回と前回の横浜クリテしか参加したことがなく、前回の横浜も大した成績ではないため最後尾からのスタートだった。まあ横浜の時もそんな感じだったからいけるだろなんて思いながらスタート。ペダルキャッチも成功してこっから踏むぞ!というタイミングで、前方3列目あたりで立ちゴケみたいな落車。その結果、マジでどうにもならないレベルで集団が割れる。主催者の児玉さんともレース後に少しお話したが、これは本当にどうにもできなかった。当然私は後方集団なので、とりあえず踏みまくって抜けるだけ抜いてみるものの、途中、前には10人くらいいるという情報を貰ってからは、一気に踏む気力が失せた。そのまま絶望しながらゴールまで。順位決定戦Aへ進むことはできたけど不完全燃焼で終わった。実際のリザルトでは8位だったが、終わったばかりの時は10位くらいだと思っていたので半ば横浜出場は諦めかけていた。いままで実績を積んでこなかった自分が悪いと言いきかせ、順位決定戦Aへと臨んだ。

 

・順位決定戦A 2位

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photo by りっつさん


予選がおわってから2時間くらいたった頃に、予選の正式リザルトがでた。このタイミングで自分が8位だったことが判明し、ギリギリ1列目スタートできることを知った。これを知った瞬間に希望が見えた。今まで走ったピストクリテは全て最後尾スタートだったので、今回はハンデがないどころかアドバンテージしかない。これを知った瞬間の笑顔が一番輝いていたと周りの人に言われるくらいテンション上がった。そこからは学連時代にガチ狙いレースをする時と同じレベルのガチアップをした。個人的には、シューズのソール硬え~と感じるといつもより踏める感じがするので、伊豆ベロで2回くらいしか使っていないほぼ新品シューズを、全く履くつもりなかったのにわざわざ引っ張りだした。

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私の走りを支えた足回り。

ソックスは前日に衝動買いしたFISTのソックス。


この時の気持ちは、まだ学連クラス3だった頃のクリテと同じだった。このブログを読みに来る方はおそらく学連クリテの制度について明るい方は多くないと思うが、学連クリテもクラス3の上位2名がクラス2に上がり、クラス2以上の選手が全国大会に出場できる権利を得る。思えばクラス2に上がろうと奮闘していた頃もこれくらい必死に自転車に向き合っていたなあなんて思いながら、スタートへ。

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キャッチミスせずスタートに成功し、ほぼ新品シューズでペダルを踏み込んだ瞬間に自分が万全な状態にあることを確信した。スタートしてから2週目くらいは2番手あたりをうろちょろし、コーナーの立ち上がりだけしっかり踏んで集団を減らしていった。

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photo by MOTOYA SANUI

 

そんなこんなで4周目あたりにはいい感じに二人のパックを作れたので、もう一人の方に二人で行きましょうなんて声かけてみたら、この方がありえないぐらい速かった。二人になってから2周くらいは頑張って追いついてやろうと思ったけど、マジで差が詰まらなかった。結局、3番手の方はまだまだ遠そうだったので、最後の方は追いつく事よりも落車しない事を第一に考えてゴールまで。そんなこんなで2位。久々に気持ちいいレースになった。

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・総評
2位(全体で見たら20位)なのに浮かれすぎ

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photo by リッツさん

 

正直めちゃくちゃ浮かれています。
単純に横浜クリテへ進めることもそうですが、そもそものピストクリテにハマってしまった事もこの気持ちの要因の一つだと思います。
自転車競技と出会ってから早8年。ロードやトラックで色々な経験を積んできたましたが、同じ自転車のレースと言えど、やっぱりピストクリテの何もかもが異質です。
クリテの肝であり恐怖心の最大の壁でもあるコーナリングに、ブレーキが無い自転車で飛び込んで、タイヤと命を削って速度域をコントロールしながら己のテクと相棒を信じて曲がる。無事に曲がれた後に訪れる安堵感。この繰り返しから生み出される興奮で、自分がどんどんピストクリテにのめり込んでいることを再確認させられたレースでした。
そして、私をピストクリテの世界へと誘ってくれた横浜クリテの舞台にまた挑めることの喜びが相まって、恥ずかしいくらい浮かれております。


浮かれてばかりじゃいられません。今回のレースでもいくつか課題が見つかりました。
特に心拍機能に関しては、脚に全く追いついていない印象でした。ギア比がいつもより軽かったり、距離が短かったりといった要因もありますが、レース後に全くcrit脚にならなかったので、
横浜までに満身創痍でぶっ倒れるくらいまで追い込める体づくりを行っていこうと思います。

 

これらを克服するために3人から5人くらいでゴリゴリのピストクリテ練出来たらうれしいなと思っているので、もし東京近辺でピストクリテ錬にご興味ある方いらっしゃいましたら、ツイッターでもインスタでも連絡ください。人が集まる様でしたら、ピストクリテ錬にピッタリな練習場所(合法)があるのでそこで練習会を開きたいと思います。

 

最後になりましたが、このピストクリテという熱いカルチャーを広めるべく尽力されている皆様に最大限の感謝を。京都、最高でした。また参加させてください。

 

おしまい。

 

special thanks 監督

11/19 yokohama crit


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ハイライトです

 

こんにちは。

 

TBです。

 

今回は11/19に横浜の赤レンガ倉庫で開催されたyokohama critのブログです。

結論から申し上げますと、自分の6年間の自転車競技生活の中で最も刺激的なイベントでした。

このブログ、普段はピストヒルクライムブログと私の備忘録的レースブログですが、今回ばかりは勝手にyokohama critダイレクトマーケティングブログ(広告費なし)となります。

以下に、yokohama critが如何に最高だったかを書いてまいります。

 

 

そもそもピストクリテとは

今回のyokohama critはピストクリテリウムの大会です。

•そもそもピストクリテリウムとは何か。

文字通りピストで走るクリテリウムです。

•そもそもピストとは何か。

ピストとは一般的に知られている自転車とは異なり、一輪車の様に後輪の動きに足が連動する自転車です。技術があればバックすることもできるので、それを利用して走ったり止まったりできる自転車がピストバイクです。

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これはロードバイク

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これはピストバイク

後ろの変速機が見分けるポイントです

 

そんなピストクリテの何がそんなに刺激的かというと、横浜という”大都市”の歴史的建造物である赤レンガ倉庫の中で、ノーブレーキで爆走できるという点です。ピストに馴染みがない方だと、ノーブレーキピストというワードくらいは聞いたことがあるかもしれません。世の中には悪い人がおり、ピストの後ろにも進めるという特性を活かして、ノーブレーキで公道を走ってしまう人がいます。もちろん道路交通法違反で捕まるので、ピストといえばそういった方々をニュースでたまにみて、なんとなく悪い印象を持っている方が多いのではないでしょうか。

かくいう私も高校から趣味でサイクリングをはじめ、サイクリング歴2年目で大学の自転車競技部に入部しましたが、ピストといえば違法のイメージが強く、謎にピストアンチでしたし、絶対ピストなんて乗らないと思って入部しました。

では、なぜそんな違法自転車が此の世に存在しているかというと、競輪場であればノーブレーキピストで走れるからです。

競輪場は自転車専用設計のクローズドコースなので、みんなでピストにのって競技をするトラック競技と呼ばれるものが存在します。結局ピストアンチだった私は、このトラック競技が持つロードバイクで味わえない速度感、コーナーのG、スリル、そしてエアロを突き詰めたパーツ類のカッコよさにどっぷりはまり、今ではトラック競技がメインになり、気づいたら家にロードバイクが一台もありませんでした。

つまり、ノーブレーキピストというのは本来は限られた場所でしか走れないという特性を持っております。今回のピストクリテは、普段は許されていない競輪場以外でノーブレーキ走行ができてしまい、そこに、コーナーテクニック、ラインの自由度、コースによる展開という要素が加わっております。

この時点で既に興味を引くイベントですが、夜のみなとみらいエリアというロケーション、DJが用意するテンションぶち上げBGM、沢山の盛り上げ上手なオーディエンスまで揃っております。

普通の自転車レースは、ロケーションは早朝のど田舎でbgmは鳥のさえずり、人はまばら(土地が広いからそう見えるのかもしれない)というのがデフォです。

それと比較してみると、今回のyokohama critは、自転車イベント界ではいい意味で異常で、全てが刺激的な最高の非日常空間となっておりました。

 

こんな最高のイベント気合をいれて参加するに決まってます。

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cervelo p3 sl

 

今回はこちらのバイクで参戦。

もしかしたらロードバイクコンバージョンピストと言われる可能性もあったので、一応カーボンの方のp3も持っていきましたが杞憂でした。気合入れすぎて、使うはずもないのに謎にコメットと4本バトンも持っていきました。

しかし、この気合は裏目に…

ここからちょっとだけいつものレースレポートです。

 

 

low down 結果:落車

ピストでハイブリッドローラーに乗り、200mのタイム計測。

このタイムで予選グリッドが決まる。 

実は今回のイベントで一番緊張した。

ピストクリテ予選は周回数が少なく、シクロのように最初の位置で大体の結果が決まってしまいそうだったから。

ミスれないなあと思って参戦したが、結果は落車。

あまりにもやらかしすぎて、周りに気を遣わせるレベルで萎えた。

 

 

予選 結果:パンクして1周でDNF

low downで落車した自分は、当然のごとく最後尾スタート。

これはやばいと思ってかなり焦って走った。とにかくスタートから全力で踏んでポジションガン上げすることを意識して走った。

結果、ヘアピン前のコーナーでブレーキが足らず、フェンスの足を踏んでパンク。

おまけにそのままヘアピンに入ったので軽く落車。

今日はそういう日かぁ~ということでそのままレースを降りる。

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順位決定戦 結果:動画を見る感じ3番手

予選のパンクでフロントにつけていたMichelin powerにがっつり穴が開いていたので、観戦に来ていた監督が偶然持っていた高級タイヤVittoria pistaをお借りした。タイヤ交換までやってもらってしまい、いつものごとく頭が上がらない。また、予選で53-17は重いなと感じていたので、53-18に変更して出走。

順位決定戦も当然のごとく最後尾スタートだった。こちらは予選よりも距離が長いので、前回の反省を生かして少し落ち着いて走ってみた。

すると、面白いくらいスルスルポジションが上がる。余裕が出てくるとコーナーのラインやクリッピングポイントなども見えてきて気づいたら3番手でゴール。
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こんなにサクサク上がるならパンクなかったらもう少し面白いレースできたなぁと思いながら、私の初ピストクリテは幕を閉じた。

 

 

考察

この競技、レーシングドライバーのタイヤマネジメントに似ている。

実際はタイヤというよりはどちらかというとブレーキがなくなるという表現が正しいと思うけど。

速く走ろうと脚を使うと、ブレーキをするための脚にも影響が出てしまい、結果的にコーナー前の減速がたらず、いつもよりオーバーに回ってしまう。

当然、レース後半は疲れが溜まってくるので、コーナーの処理も甘くなりがちになってしまい、レース結果にも影響してくる。

ここら辺が車のレースっぽくて私はとても好きだ。

ロードレースよりもシビアに、休むポイント、踏むポイント、更には踏む量をコントロールするスキルが大事なんだなと感じた。

後は普通のクリテの知識とピストの経験があればなんとかなるレースだなということがわかったので、この経験を活かして次回のリベンジに燃えていく。

ちなみに、予選含めて10km程度しか走っていないが、ジムで追い込んだ次の日くらい足パンになった。f:id:bike_tb_bike:20221122160545j:image

 

 

総評

三日たってもこの夜の興奮が収まらない

たかが自転車で走っただけでは得られるはずのない高揚感がこのイベントにはありました。

このイベントが与える非日常感と自転車競技で生まれるアドレナリンの相互作用で、恋しくなるほどの興奮を未だに得ております。

できるだけこのイベントのすばらしさを多くの人に知ってほしいのですが、ぶっちゃけ文章や画像では魅力の半分も伝わらないと思います。

なので、もし興味を持ったらまずは観戦から始めてください。正直、万人に出場はおすすめできません。

ロードバイクのイベントよりも出場のハードルはかなり高いと思います。

ピストの技術は少なからずひつようですが、そもそもピストの技術を得るには機会が存在しなさすぎるし、ピスト走行のマナーは周りの環境にも依存する部分があるため、選手だけではなく環境も少しハードル高めになってます。

しかし、ある程度のレースマナーとピストの走行スキルがある方には、口を酸っぱくしておすすめします。

危ないかもみたいな印象だけを持って出ないのは本当にもったいない。個人的な感想にはなりますが、外から見ているイメージやノーブレーキというワードから想像するほど危険なレースにはなってません。(スリルはめちゃめちゃあります。)もちろんこれは出場者の方々のスキルの問題もあるとは思いますが、速度域もロードのクリテ程高くないですし、競技者の速度を落とすという行為が分かりやすく、減速距離もある程度必要なので危険なコーナーリングをする人もほとんどいません。コースレイアウトもよく考えてあって、コケるポイントもほとんどヘアピンなので、コケても低速なので軽傷で済みます。また、ただでさえパーツが少ないピストなので、機材不良で事故する確率はロードより少ないと言えますし、今回brotuersさんが行ってくれていたバイクチェックは、レースイベントの中でもかなり入念なチェックでした。

こういった事情を踏まえて、物議を醸しそうな個人的な感想を言わせて頂ければ、ピストクリテを知ってしまうとロードクリテの方が正直怖いです。

しっかりした運営の元開催されてるので、是非、怖がらずに出てみてください。

最後に、この安全なレースも非日常の演出も今回のレースを運営していただいた皆様無しではありえません。本当に感謝しかありません。ありがとうございます。是非、来年もこの素晴らしいイベントを開催してほしいです。私は必ず出ます。

また、応援に来ていただいた方や写真を撮っていただいた方々もありがとうございました。皆様がモチベーションです。

 

とりあえず、次回のレース開催のためにも、周りの人間を一刻も早くピストクリテ沼に落とし、レースの盛り上がりと売り上げを上げるお手伝いをしなければ…

 

長々とありがとうございました。

 

おしまい。

 

11/6 豊橋チームピスト

こんにちは。

TBです。

 

今回は、11月6日に行われた豊橋チームピストについてのブログです。

 

今回のイベントは、いつものように記録を出す!

という感じではなく、どちらかと言うとエンジョイトラックレース!という感じでした。

久々に自転車楽しいなぁと思えたイベントでした。

 

そもそも豊橋チームピストとは、4人一組のチームが短距離と中距離種目で競い合い、順位に応じた得点の総合得点が高いチームが勝ちというイベントです。

タイムによってクラス分けがされ、参加資格も学連や高体連に所属していないアマチュアクラブチームのみが参加できるという規定もあるため、実業団の様な強者による一方的な展開になりづらいというのが素晴らしい点です。

 

私は今回中距離登録という事で、TP,1km予選,スクラッチエリミネーション,TSPを走りました。

これだけ走れてたったの3000円でコスパも抜群のいう事なしイベントです。

 

以下、各競技のまとめです。

 

TP

久々にTPを走ったなあという感想。

3kmだし、合わせもしてないし、足も揃ってないしの団抜きだったので、とりあえず崩壊しない強度で走ることが目標。

今まで走っていたヒリついた団抜きではなく、エンジョイ団抜きという感じでかなり楽しかった。

結果的には、崩壊してトンデモタイムを出している身内がいたので、作戦としては成功。

新しい思い出ができた。

 

1km予選

ポジションチェックがメインの1kmだった。

前回のバンク練の時にドロハンのポジションが近いように感じたのでステムを伸ばして走行。

その後の集団競技のためのチェックを行った。

後で写真をチェックしたが、何とも言えないポジションだった。

 

 

クラッチ

久々にスクラッチに“参加”したなという印象。

ちゃんと引くところは引いて、サボるときはサボるという、ザ・スクラッチという動きができた。

ただ、現役時代に比べると周りが見えてないし、チャリのコントロールが下手で無駄足を使う場面が多々あった。そこは反省。

 

 

エリミネーション

人生で2回目か3回目くらいのエリミ。

ほとんど経験がないので、やっとエリミの本質に触れあえたかなというのが感想。

エリミは足を最後まで使い切って最善の結果を出すのが中々難しい競技だなと感じた。

結局最後の6人くらいまでに残ったが、足は全然残っていた。

満身創痍で終わるというよりは、ヤベ、ミスったわみたいな感じで終わる不思議な競技だった。

結局エリミは位置取りゲー。後先考えずいい位置に張り付いておくのも大事だなと感じた。

いつも通りチャリコントロールが課題。
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こんなに沢山TCUがいるなんてレア画像

 

TSP

4競技終わった後だったので、スタンの練習くらいの気持ち。

最近スタンうまいんじゃね?と勘違いしていたので、1番手で走り、2番手の短距離班先輩をちぎる事をモチベに出走。

結果的には全然千切れなかったが、4種目走った後でST400m 32秒(動画計測)は悪くない。

意識的に他の選手や自分の記録を見て比較して、そんなスタンうまくねえやと徐々に現実を見ていこうと思う。

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総評

レースに負けたら機材を疑え レースに勝ったら機材を讃えろ

これは、某弱虫ペダルのキャラの嘘名言です。

今回のチームピスト、2週間前のベロド合宿からは考えられない程走れました。

しかも、練習強度は高いものの練習量は確実に減ってる状態でこの仕上がり。

これはやっぱりcervelo p3のおかげとしか言いようがないです。

冗談抜きでベロで走った時よりも豊橋で走っている時のP3の方が進むように感じました。

BBやフロントホイールのメンテと玉当たり調整をガチったり、チームメイトの先輩に高級チェーンオイルを頂いたり、単純に周りとの速度差だったりと

伊豆より進むと感じる要素はたくさんあったと思いますが、誰が何と言おうとこれはP3のおかげです。

異論は認めません。

今日めっちゃ進むなp3と思える要素を洗い出して、いつでも進む状態を作り出そうと思います。

 

最後になりますが、開催頂いたスタッフの皆様、開催ありがとうございました。

並びに、ご迷惑をおかけしてしまって申し訳ございませんでした。

 

まじで楽しかったのでまた来年も参加したいと思ってます。

来年こそは優勝を搔っ攫います!

 

 

10/10 トラックミーティング

こんにちはTBです。

今回は久しぶりに記録会に出たので、それの報告ブログになります。

今回出場したのは、10/10にグリーンドーム前橋で行われたトラックミーティングです。

今回は調整して挑むみたいな感じではなく、トラック合宿前に感覚を取り戻す名目と、新車の感覚を掴む名目で参加しました。

またかと思われたかもしれませんが、また自転車を買いました。全くブログ名を守ろうという気がありません。

 

今回購入した自転車がこちらです。


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cervelo p3(t)?

?がついているのは、中身がわからないためです。

こちらのフレーム、前のオーナーさんがcerveloのt3かp3t(tはトラックモデルの意)のどちらかを黒に塗装したものになります。

 

ここから下は、cervelo p3 ニチャニチャオタクがキモオタウンチクを書き垂らすゾーンになるので、興味がない方はさっさと下の方の1kmの記録でも見て、ザコじゃん(笑)と言ってブログを閉じてください。

ここで、cervelo p3について少しまとめます。

現行のcerveloのトラックモデルは一応t5です。その一個前のモデルがみんな大好き真っ赤なt4です。さらにそのt4の一個前のモデルがt3です。年式で言うと2010年辺りです。このt3時代のピストフレームには、t3とp3tというモデルが存在します(p3cと検索してもなんか出てきます)。


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これがt3


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これがp3t…間違い探しかな??

 

詳しいことは調べてもわからなかったので、私は勝手にグラフィックと年式以外に違いはないんじゃないかなと思ってます。

このフレームは、購入時にどちらかを確認するのを忘れてしまったため、結局中身は何なのかわからない状態になってます。まあ、私のようにp3に執着がある人ではない限り、わざわざt3をp3に変える人はいないと思うので、このブログでは表記に従ってp3(t)ということにしておきましょう。

 

お前最近look875買ってたじゃねえかと思われるかもしれませんが、このcerveloだけは買わなければいけない特別な理由があります。

それは単純に私の夢だったからです。

私の夢はp6を所有することでした。

「でした」というワードが表す通り、この夢は消えてなくなるはずでした。

時は遡り、私がp3を所持していた時代まで戻ります。ご存じの方はご存知かと思いますが、私は過去にp3のttモデルに手を施し、実質t3(笑)などと言ってピストとして運用しておりました。


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誰がなんと言おうとこの自転車はまじでかっこいい…

 

これのせいなのかはわかりませんが、初めて挨拶された学連の子に「ピスト作る人ですよね??」と言われました。違います。

この魔改造p3がとにかく評判がよく、私もかなり気に入っておりました。気に入りすぎて、いつか街乗りp3とp3t 2台を所有し、実質p6(笑)と言うのが私の夢でした。

結局、その魔改造p3はエンドが短い問題やリアのold130mmで使えるホイールが限られる問題等、競技用ピストとして運用するにはかなり難があったので手放してしまいました。

この時点で、この夢は忘れ去られていく予定でした。

しかし、いくら自転車を買っても魔改造p3の様な圧倒的所有欲を満たすことは出来ませんでした。

そのため、一度手放したにもかかわらず、体は自然とp3を求め、気づいたらヤフオクの保存した検索条件の欄にはcervelo p3というワードが保存されておりました。

そして、魔改造p3を手放してから1年後、新たな魔改造p3を手にしてしまったのです。


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cervelo p3 sl(汚いところでごめんね)

どんだけ種類あるんだp3…

 

ということで、また不思議なバイクを購入しておりました。なんとこのp3、アルミのttフレームです。slだからsuper lightじゃねえのかよとか思いましたけどなんのslなんでしょうね。

このp3slはちゃんとttフレームなので、ブレーキ穴もついてますし、ディレイラーハンガーも健在です。

ですが、当然変速機とかいう女子供が使うおもちゃをつけてttに出場するつもりはないので、こいつは街乗り用兼ピストヒルクライム用兼今後参戦予定のピストクリテ用のバイクとして運用していく予定です。

 

これを購入したことにより、競技用にlook、街乗りでcerveloを所持することになったので、物欲関係は一旦落ち着くはずでした。

しかし、ここで事件が発生してしまいます。

そう、冒頭の黒いp3(t)が出品されたのです。

p3slとカラーリングも合うし、表記もt3じゃなくてp3だし、念願のp6(笑)をまるで誂えたかのように叶えられるチャンスが訪れてしまいました。赤いt3であればebayにたまに出てますし、ちょうど同じタイミングに某メルカリで程度の良さそうなジャンクが出品されてたので、急いで買わなくてもいいかとなりますが、黒いp3(t)を手に入れるためには自家塗装以外に手段がほぼありません。

これを機に、私の夢は再燃し、

その結果、

 


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ばーーーん

あえて言わせていただきます。

 

実質p6じゃん(笑)

 

夢、叶いました。

 

周りの人からはどうせすぐ売るだろと思われてそうですが、私がほしい自転車なんてbtのstealthとピナレロのxtrackとmaatとfeltのtk、あとbrigst•••と全く無いので絶対売りません!

来年こそはブログ名を守れるようになります!!

(ここまでニチャニチャp3オタク)

 

 

そんなこんなで手に入れたp3(t)の初実走が、今回のトラックミーティングとなりました。ボジションもローラーでしか出してないですし、サドルもシューズも変えたので、ほんとにバンクでシェイクダウンのためだけの出場です。調整もクソもありません。

そもそも開催あることを知ったのも9月末とかでしたし。

 

なのでサクッと結果発表(まだ正式リザルト出てないので変更の可能性あります。)

200m 12.1

1km tt 1:16.0

 

200m

自分の中で比較対象がないのでなんとも言えないが、周りの感じ見てるとまあそんなもんだろみたいな結果。

手計測とはいえ公式でハロンを測ったのは初かもしれない。かけおろし寸前のコーナーに入る瞬間にしっかり失速してしまったのが反省点。

 

1km

ぶっちゃけ、もっととんでもタイムを出すと思っていた。スターティングブロック初体験で、よーいドンで発進できずにタイムロスしたことと、コグロックリングが外れたまま走らされたことを考えればむしろ上出来。ttポジションもぶっつけにしては中々良かったし、見ていた先輩曰くポジションも最後までいい感じだったみたい。

ただ、気持ちがどっち付かずだったのが反省点。前述の通りシェイクダウンくらいの気持ちでやってたし、スケジュールも詰め詰めだったので、気持ちはふわふわしてた。それ故、終わっても死にきれてはないなという印象。現役時代ならそんなに余裕があるのはおかしいと先輩から確実に指導されるレベルの死に具合。


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公式facebookより

 

 

総評

ハロンも1kmもあと一回だけやらせてくれたら満足です。

この一言に尽きます。幸いにも今週末には伊豆ベロドローム合宿が控えているので、その合宿でこの思いを晴らしたいと思います。このタイムは確実に越えます。(1kmはそろそろ14秒台前半を出したい。)

また、前々からずっと言っているバイクコントロールに関しても引き続き課題にしていきます。特に新しいバイクは、前に進もうとする力というか真っ直ぐになろうとする力が今まで乗ったバイクの中で一番強く、素性はとってもいいフレームですが、扱いをミスると本当の意味で死にます。同じp3とはいえ、魔改造p3とは挙動が異なるので若干苦戦しましたが、グリーンドームである程度なれてきました。しかし、人馬一体になるにはまだ煮詰めが必要そうなので、ベロでも引き続き課題としていきます。

 

伊豆ベロ合宿でも報告することは多そうです。

また来週のブログをお楽しみに。

 

最後に、一緒に走っていただいた皆様と、大会運営していただいたスタッフの方々ありがとうございました。

楽しかったので、私は12月も参加予定です。

 

おしまい。

 

 

9/26〜10/2

こんにちは。tbです。
しれっとブログを更新し、あたかもみなさんが見ていないだけで、実はずっと練習してました感を装っておきます。

今後は現役時代のように、一週間毎の練習ブログを書いていこうかなと思います。
なんかレースとかで思うことがあったら一記事にしようかと思います。

ということで今週の振り返り


9/26 筋トレ
3連休明けのお仕事で体弱々だったので、お家で軽く筋トレ。

 

9/27 彩湖 朝練
前日から朝練に行こうと思って準備していたら、丁度現役が彩湖で練習してそうだったので行った。
まじで買いたてほやほやのシクロバイクだったので、ポジションも出ていなければ、オイルもさしてない状態で向かってしまい、迷惑をかけた。
申し訳ない。
迷惑をかけといてあれだが、意外と踏めた。

 

9/28 仕事が忙しすぎてオフ
彩湖よりきつかった

 

9/29 ジムで筋トレ
現役のときは全く取り組んでいなかったが、腹筋つけてみるとその大事さに気付かされる。
なので、基本的には腹筋メインでトレーニング。
腕や脚は、筋持久や筋肥大を目的としてトレーニング。

 

9/30 筋肉痛で動けなくなり会社を遅刻したのでオフ
前日、あまりにも調子が良かったので一段階強い負荷をかけたところ、動けないほどの筋肉痛になってしまった。
土曜日には長めに乗ることが決まっていたので、軽めに乗って終わり。

 

10/1 小山田
当初はおじさんと一年生で走ると思っていたが、集合場所に某プロ選手が集合しており、死を覚悟。
現役より練習してないおじさんがハンデみたいなバイクで走るなと言う話だが、尾根幹で足はなくなり、小山田もまともに走れなかった。
疲れてはいるが出し切れてない上に、多方面に迷惑をかけるという誰も得をしないメンバーになっていた。
二度とシクロバイクでは(というかロードでも)ロード練はしないと心に決めた一日だった。

 

10/2 ローラー
地味に疲労感があったのと、10/10のトラックミーティングに向けてピストのポジションを出したかったのとで、1時間ほど部室前3本ローラー。
コーチなので、部室前でやっていてもギリ不審者じゃない。

 


総評
基礎体力がないと感じた一週間でした。レスト1日を挟んでトレーニングをするのがやっとの体になっているのが悔しいです。とりあえず、週2レストくらいあれば体が動いてくれるくらいまでの肉体に戻すのが当分の目標です。
この調子でトレーニングを続けて、トラックミーティング、トラック合宿で現状確認と課題を洗い出して、具体的な目標を立てたいと思っております。
何事も基礎がないとどうにもならないので、当分は基礎体力戻しが続くとは思いますが…

今週分はおしまい。

 


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今年5台目

6/5 神奈川県トラック競技記録会

こんにちは。

TBです。

 

今回は6/5に平塚競輪場で行われた神奈川県の記録会のブログになります。

今回のブログは多分あんまり面白くないので、記録だけ見て鼻で笑って、さっさとブラウザバックしてください。

 

・1kmtt 1:17.707

・スクラッチ DNF

 

ここからは記録会に至るまでと記録会後の所感を書いていきます。

 

 

発走まで
今回の記録会はかなり準備をして向かいました。目的としては、瞬発系メインの練習を行っていたのでその効果測定と、3月からの肉体の進捗確認をするためです。

そのため、わざわざ金曜は会社を休んで自転車の整備をし、冗談抜きで1年ぶりくらいにすね毛を処理し、調整のローラーをやりました。

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珍しくバーテープ選びに成功しました。look 875 madison

 

土曜日も3食しっかりたべ、調整のローラーをやり、22時にはベットに入ってぐっすり眠り、当日は集合時間1時間前に到着をし、大きな問題なく当日を迎えました。

 

当然のごとく体は万全でしたし、周回練もまあまあ想像通りに身体が動いたので、これは行けそうだなあなんて考えながら1km ttを迎えました。

 

1km TT

今回のメインはこのイベントでした。

練習の方向性的にも結果に表れやすく、3月の記録と比較ができるためです。

3月の記録が1:20なので、1:15代には載せたいという気持ちがありました。

ただ、現役時代に平塚競輪場で測った記録ですら1:15秒代くらいですし、風もあったので、まあ1:17くらいが最低目標かなとチームメイトに宣言しつつ出走。(17秒出せなければ罰ゲームが待っていました。怖いチームですね。)

記録は上記の通り1:17.70。

チームメイトからは審議が入りましたが、個人的にはまあまあそんなもんでしょうといったところ。

ちなみにこちらは、私が人生で二度目のバンク練で丸ハン鉄ピ練輪で出した記録とほぼ同じです。

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1km TTを終え、優雅に帰ピットする私

 


クラッチ

マジでカスでした。

戦えない事は分かってましたが、ここまでできないとは思ってませんでした。

この動きはレース決まりかねないなという動きには死ぬ気で追いつきましたが、そこで脚がなくなり、集団で休むことも出来ず、そのまま中切れしてしまいました。一緒に走っていた方にはご迷惑をおかけしました。申し訳ございません。

先頭集団よりも後にポロポロいた他の選手達について行くことすら出来ずDNF。

レース前に監督にラップされることはないだろうなあとか思ってましたが、ちゃんとラップされてdnf。

脚にも心にも来たレースでした。

 


所感

今回の記録会では、欲しかった力は一部手に入ってるなと実感した。特にダッシュ力は自分の想像に近くて嬉しかった。

ただ、当然の如く足りない点や盲点も見つかった。

特に今回際立ったのは、

・自転車の乗り方

・筋持久力

の2点だ。

バイクコントロールに関しては、前回のブログにも書いた通り。

今回の記録会では、スタンの時に後輪を浮かせてしまったり、交代で足を使ったりとバンク内での自転車の乗り方の衰えが目立った。バンクに入らないとバンクの感覚は損なわれるなと実感。バンクに入る機会を増やしていこうと思う。

もう一点の筋持久力という点に関しては、つまるところの300wから400w付近でゴリゴリ踏む力が致命傷レベルで持ち合わせがないという事だ。筋持久力というワードが適切なのかわからないが、現役時代は脚よりも先に肺がやられることの方が多かったので、これは盲点だった。

1kmTTは特に顕著で、肺より先に脚が限界に達してしまい、出し切ったなあという感じで終われなかった。

ここら辺は早急に対策を考えなければならない。


ただ、私生活的にトレーニングの時間を増やすのはせいぜい週に1〜2時間増くらいになってしまうと思う。これ以上は身体的にもモチベ的にも今の自分にはキャパオーバーなので、練習そのものを継続しなくなりそうだ。限られた時間の中で効果的な練習をして、徐々に仕事もチャリも耐えられる身体作りをしていこうと思う。


次回は7/10の同じく神奈川県のトラック大会に出場予定だ。今度こそは15秒代を出せるように、課題解決に向けた練習をして行く。


おしまい。

 


p.s

現役時代のブログを読み返していたら、TB基準とか言って15秒切りを目標にしているブログを見つけた。懐かしい。

 


https://stpaulsbicycle227.hatenablog.com/entry/2017/10/16/133607